久しぶりの交信ですが、いかがお過ごしでしょうか?ちょっと前の作業ですが、ヘッドストックを仕上げました。
裏にはマッカーサー・エボニーのベニアを貼ります。
ベニア・ハンマーという道具を使います。売ってるの見たことないので自分で作りました。ハンマー、というのは名ばかりで、叩いては使いません。
このハンマーにはブラス(真鍮)の細い板が埋め込んであって、ハイドグルー(ニカワの接着剤)を塗ってベニアを貼り付けたら、その上からギューッ!と接着剤を押し出すことで、不思議なのですが、ベニアがピッタリ、もうね本当にピッタリくっつくのです。クランプも必要ありません。接着剤を押し出したらそのまま放置です(笑)。アンティーク家具の修理を趣味でコツコツ学んでいるのですが、そこでこの方法を知りました。昔の職人さんはスゴイですよね。よく知ってるし、頭を使って物作りしてたなぁ、って感じます。アメリカでは昔ながらの伝統的なアンティーク家具の職人さんは、残念ながらご高齢の方ばかりで、現役の職人さんは極少数です。一人やっと見つけて連絡したことがあったのですが、残念ながらご高齢と病気で療養中とご家族から返信が来ました。
で、こんな感じになります。薄いベニアを平面にピッタリ接着するのって意外と難しい(僕にはですけど)のですが、完全に平らに接着できてるのが見て取れますよね。
表はガッツリとエボニーで。
おひさしぶりです。
家具の化粧板ってこうなってたんですね!
インスタの方でも動画を拝見したのですが、もしかしてラウンド貼りの指板も作れたり・・・?
ヘッドもほんとに綺麗ですよね。
It is very beautiful Takayuki. As always, your work is an inspiration!