奥義 ブリッジ・トントンの術。

 

ブリッジを製作します。アーチトップは、そのまんまですが、アーチが付いていますので、ブリッジの底面を削ってアーチに合わせる必要があります。僕はこんな感じでやってます、という方法を書いてみます。

一番最初にやることは、トップのどこにブリッジを置くのか決めます。決めたら鉛筆でマーキングして、毎回必ず同じ場所にブリッジを置くようにします。

Bridge Fit - 1

 

ブリッジとトップが“触れている”ところを削ります。これだけです。シンプルなんです。これをピッタリ合うまで繰り返します。

Bridge Fit - 2

Bridge Fit - 3

 

 

ある程度合ってきたらチョークを使います。チョークがついた所を、

Bridge Fit - 4

 

 

スクレーパーで削ります。

Bridge Fit - 6

 

 

また元の位置に戻してチョークがついた所を、

Bridge Fit - 5

 

 

削ります。

Bridge Fit - 7

 

 

こんな感じでピタッ!となるまで延々とリピートします。延々と繰り返しているうちに手が勝手に動いて作業をしているような感覚になって、人生を考えるようになります(笑)。

Bridge Fit - 8

 

チョーク使うのもいいんですけど、ブリッジとアーチが合ってくる最後の段階までくると、チョークの粉の分だけ、合わないんです。チョークの粉が邪魔なんです。

もっと確実に、正確に、ブリッジがアーチにピッタリ合っているか確かめる方法があります。本日は特別に僕の必殺技、すなわち、『ブリッジ・トントン』の術を皆さんに伝授しようかな、と。

人差し指でトントン、トントン、とタップしてブリッジの底面とトップのアーチが合っているか調べるんです。二つの面が合っていないとカタカタします。逆に、ピッタリ合っているとピクリとも動きません。

 

奥義 ブリッジ・トントン

 

 

ブレースをフィットする時もこの奥義が使えます。ブレースをトントン、すなわち、奥義 ブレース・トントンをして、カタカタしないか確認するワケです。

ブリッジ底面が決まったら、全体の形を整えていきます。サドルの位置をマーキングして、重さを見ながら削っていくのですが、僕はフリーハンドでやってます。面白いもので、木目によって自然と形が決まってくるんですよね、、、不思議です。

Bridge Fit - 11

 

 

小さなカンナも使います。

Bridge Fit - 13

 

 

弦が乗るサドルも作ります。ファイルも使いますが、小さなスクレーパーで削っていくのが好みです。

Bridge Fit - 10

 

 

完成です。ここから先はひたすら研磨してピカピカにして仕上げます。今はもう手が痛いので、後でやります、、、。

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パーツ組み込むとそれらしくなりますね。

Bridge Fit - 16

7 Replies to “奥義 ブリッジ・トントンの術。”

    1. まささん、どうも。

      奥義、いいんです(笑)。身も蓋もない言い方なのですが、出来ない人はどうやっても出来ないですし、出来る人はすぐコツをつかんで出来るようになると思います。

  1. こんにちは。
    一番最後の写真、美しいです。

    昔、装飾木材の組とかでもチョークをよく使いました。
    そこをちゃんとやらないと、ニカワで付ける時にうまく
    くっ付いてくれませんでした。
    “トントン”、造作家具屋ですが私も親方に教わりました。

    1. コタパパさん。

      ありがとうございます!ブリッジ・トントンの術でピッタリ合うと名前が変わって、

      ピッタリ・カンカン

      になるらしいです。

    1. Ryo-さん。

      面白い(笑)。トントントントン、ブリッジトン、って歌いながらやるとピッタリ合いそうです(笑)。

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