塗装のやり方は、スプレーガンを使ったり、オイルニスを塗り重ねたり、と選択肢がいくつかあります。ギターに関してはスプレーガンを使うのがスタンダードでしょうか。特にサンバーストにする場合は、スプレーガンは必須アイテム。
スプレーを使わずにフレンチ・ポリッシュの要領で、布切れ一枚だけでサンバースト塗装をする製作家がアメリカに一人います。僕の個人的な意見なのですが、このスタイルの塗装はこの人が一番スゴイです。本当に美しいサンバースト塗装をします。
この塗装方法の利点は、塗装の厚みを極薄にできること。それと、木の持っている自然な美しさを引き出せることにあります。が、一つ問題があります。それは、失敗したら塗り直せない、という、諸刃の剣の方法なんです。
でもね、やっぱり追求したいのですよ。究極のギターを作りたいじゃないですか。チャレンジしてみたい。
なので、その製作家さんに教えて貰った塗装方法でやろうかな、と。この塗装方法の勉強を始めたのがちょうど一年前。オイルの種類を変えたり塗料の濃度を変えたり、なんか混ぜてみたり、、、と試行錯誤してきて、今まさに、その成果を試す時が来ました(大げさ)。ま、正直な話、スプレーガン買うお金がないんですけど(苦笑)。
では、始めましょう!
こんな感じでパッドを使って、
色を見ながら、
サンバーストにします。
ネックはヴァイオリンっぽく。
バインディングはナチュラル。
出来ました!これにて、色付け完了です。失敗は許されない状況に身を置くと、良いものづくりが出来ることがあるのではないでしょうか。昔の「職人」と呼ばれる手作業で物を作っていた人たちの技術が異常に高いのは、今ほどテクノロジーが無かったからかも知れません。
乾くまでしばらく置いた後、ニス塗り開始です。
美しい色合いですね。
なにかを追求しようとする職人魂を見ているとゾクッとします。
そういえば完成したギターを弾いている動画をあげたりはしないんでしょうか?
ぜひ聴いてみたいです。
ありがとうございます。そうですね、なんとか動画もあげてみます。
美しい~!!
Ribbecke の Archtop を思い浮かべました!
リベッキさんのギターはホント美しいですよね!